メモの書き方以上にメモする熱量がポイント
■メモの方法というより「メモ魔」になる方法
以前紹介した通り仕事の やり方が変わってきて、メモの書き方も見直している。メモの書き方の参考になりそうな本を読んでみた。
SHOWROOM社長の前田裕二氏の著作『メモの魔力』は、アイデアを生み出す知的生産をするためのメモについて紹介している。読んでみて印象的なのは、メモの書き方よりも日夜膨大な量のメモを書き続ける「熱量」だ。その熱量の原動力は自己実現への渇望ではないだろうか。
著者は、就活のときに自己分析ノートを30冊書いたらしい。それを基にした自己分析のための問い1000問が巻末に載っている。そして、読者に人生の目標を見つけるため、自己分析することを勧めている。そうやって見つけた「人生の軸」があってこそ、「メモ魔」になる熱量が生み出されるのだろう。
■もちろんメモの方法も参考になる
紹介されているメモの書き方は、今まで読んだノート術の本や自分で考えたノートの書き方と共通性があった。これらは、やはり重要なことだと再認識させられた。
①ノートを見開きで書く
基本は、「ファクト→抽象化→転用」の流れ。
片側のページにファクトとキーワード、反対側のページに抽象化と転用
(「空→雨→傘」のフレームワークに似た書き方)
②4色ボールペンで色分けする
ファクト /重要なことを色分け、主観と./客観を色分け
(←3D筆記術(4色ボールペン)と同様の配色)
特に参考になると思ったのは、「抽象化」を重視していること。ファクトからアイデアを生み出すためには、いったん抽象化で事象の本質を考える必要があるらしい。
今まで自分は、本質を深く考えずにアクションを決めることが多かった。ファクトの分析をするのは、アイデアの捻出を迫られたときくらい。著者は、全てのことをアイデアに転用するため全て分析している。見習いたい姿勢だ。
そして、抽象化の方法についても色々紹介されている。中でも「理由」を考えることを重視している。最重要に絞れば、もっと分析するようになるかもしれない。
■まとめ
この本を読んだおかげで、ファクトの抽象化や転用の重要性に気付かされた。先ずは、抽象化のため理由を分析するようなメモの書き方にチャレンジしてみたい。
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