コクヨは年間1億冊のノートを販売しているノートのプロ。この本にどんなノウハウが載っているか楽しみ。
■前に読んだコクヨの本も役立った
以前 『コクヨのシンプル整理術』を読んで、そこに載っているノウハウを取り入れたら、机の引き出しがスッキリ整理されて、気分が良かった。
今度のノート術も読む前から期待が大きい。
■どんな本か
コクヨ社内で実際に行われているノート術のノウハウ100項目が紹介されている。1つのノウハウが見開き2ページにまとめられていて読みやすい。
■読んでみて気になったポイントは
100人のノウハウのうち、多くの人がやっているポイントをまとめてみた。
①ノートの種類の使い分け
行動によってノートを使い分けている。
・インプットは横罫ノート
会議などの記録は、箇条書きなどの文章を書きやすい横罫ノート。(例えばキャンパスノート)
・アウトプットは方眼ノート
アイデアを整理するのは、自由度が高く、図を書きやすい方眼ノート。(例えば測量野帳)
②ノートのページを分割
線を引くか、折り目をつけてページを左右に分ける。
・左は事前情報
例えば、会議の議題(案)を書いておくと、会議が効率的になる。
・右は事後結果
例えば、会議の結果やアクションを書いておくと、アクションが分かりやすくなる。
③文字を色分け
インクの色で情報の優先度が分かるようにする。(メリハリをつける)
色分けの方法は、人によって様々だが、青と赤の2種類にする人が多い。(青は罫線との区別をしやすくするため)
■自分ならこうする
自分も、細かい方法は違えど、同じようなノート術を、やっている。
①ノートの種類の使い分け
・インプット: 会議などの記録は、無線とじの横罫ノート。
・アウトプット: アイデアは、無地のシステム手帳やバインダーノート。
②ノートのページを分割
ページに線を引くのではなく、見開きの左右ページで使い分け。基本的には、左が記録で、右がアクションなどの事後情報。議題(案)などの事前情報のメモは、ノート本文ではなく、ふせん(ポストイット)に書いて、ページに貼っておくことが多い。同じような会議のときには、メモの使いまわしもできるし。
③文字を色分け
後から書き込む情報こそが重要。仕事のステップが進むにつれて、色を変えていく。
色分けのルールは、①黒→②青→③緑→④赤の順。
これは、後退色→進出色の順番。重要なことが だんだんと手前に近づいてくるイメージ。色の順番が分かりやすく、覚えやすい。(詳しくは3D筆記術を参照のこと)
■プロと自分のノート術を比べて面白かった
ノートのプロのノート術と自分流のノート術に共通性があることが分かって、うれしかった。
ポイントは、ノート、ページ、文字色の使い分け。このようなノート術は、多くの人にとって汎用的な価値があるに違いない。
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