アイデアを出すのに3D(3次元)の6方向で考えると、迷わず網羅的に考えられそうだ。
■アイデアを考えろ と言われたって
競争の激しい社会で仕事をしていると、常に新しいことを考えなければならない。新しいアイデアを考えろ と言われたって、何を どう考えて良いか分からない。
そんなときは、思考の枠組み(フレームワーク)が頼りになる。フレームワークに沿って、順序立てて考えていけば、何とかなるのでは。
■上下水平で考える
考えるヒントを求めて、岡田斗司夫氏の『あなたを天才にするスマートノート』を読んでみたら、「上下水平で考える」というのが面白かった。そこで書かれていた以下のフレームワークは、物事を分析して、動向を予測するのに向いている気がする。
・下: なぜ?
・上: ということは?
・水平: 似たもの?
■3D(3次元)の6方向で考える
「上下水平で考える」を参考にして3D(3次元)に拡張し、「上下 左右 前後で考える」フレームワークを考えてみた。これを「3D思考術」と呼んでいる。新しく追加した前後の軸は、アイデア出しのための新しい視点。
①上下(過去と未来、原因と結果)
・下: 物事の原因(因果関係)を考える。良いこと、悪いことの原因分析。
・上: 将来どうなるか予測する。現状からの将来とアイデアからの将来の予測分析。
②左右(周囲を見渡して比較)
・左: 他の物との類似点を考える。異質な物との共通点を見つけたり、共通点を変えたり。
・右: 他の物との相違点を考える。目立つかどうか、メリットとデメリットを比較分析。
③前後(ズームイン、ズームアウト)
・後ろ: 1歩引いて視野を広げて考える。周辺環境、そもそも論、他の可能性を。
・前: 突っ込んで考える。詳細化、具体化。アクションプランまで。
■手帳にも書いて参考に
手帳のページや ふせん(ポストイット)に以下のような図を書いて、悩んだ時は参考にするようにした。
結果(将来)
↑
類似点← ズームアウト/ズームイン →相違点
↓
原因(過去)
■まとめ
思考のフレームワーク「3D思考術」を使うと、一般的なアイデア出しで考えるべきことを迷わず一通り考えられそうだ。
仕事のフレームワーク「FARループ」(Fact, Analysis & action, Review)では分析(Analysis)が重要だが、そこに3D思考術を使うのも有用だ。
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