ノートに書くだけで天才になれるものなら、なりたいものだ。ふだんからノートに いろいろ書いているのだが、いっこうに頭が良くなる気は しない。何が違うのだろうか。
■なぜこの本を読んでみたか
前回紹介したように、仕事用ノートに たくさん書いている。しかし、書いた割には業務改善されていない。ただ書くだけでなく、考え方が重要ではないか と悩んでいた。そんなとき、この本を見かけて、タイトルに魅かれてしまった。天才まで行かなくても、ちょっとでも近づけるなら うれしい。
■どんな本か
この本によると、天才とは以下の能力を兼ね備えた人らしい。天才になるための方法を7段階で示している。
①発想力
②表現力
③論理力
著者は、アニメ制作会社ガイナックスを設立した岡田斗司夫氏。100万部以上売れたレコーディング・ダイエットも著わしている。
■参考にしたポイントは
天才になるための7段階を全てやるのは大変そうなので、一部だけ参考にした。
①上下水平で考える (←※論理力)
・下: なぜ?
・上: ということは?
・水平: 似たもの?
②ノートを見開きで書く (←※発想力)
とじノートを見開きで使い、左右で別の種類の書き方をする。
③世に出る (←※表現力)
自分の考えをブログにしたり、人に話す。
■実際に試してみると
①上下水平で考える
手帳のページに以下のような図を書いて、何か考えるときには参考にするようにしてみた。
今後
↑
類似点← →相違点(利点、欠点)
↓
原因
②ノートを見開きで書く
仕事用ノートを見開き2ページ1セットで書くようにした。基本的な使い方は、
・左ページ: 事実 (要点は丸囲みや記号などで強調する)
・右ページ: 考察 (左ページの分析、アクション、感想など)
見開きだと、紙面が横長になって、先に左ページを書いて、それから右へ流れていくと、横書きの字の方向にも合っていて、イメージしやすく、書きやすい。
③世に出る
文具について あれこれ考えていたことをまとめて、ブログにすることにした。
■以前と比べると
以前は、そのとき思いついたことをバラバラ書いていたので、考えるべき視点が抜けていることが多かった。そもそも仕事用ノートに考察を書くことも少なかった。
(↑※考え方の下方向。過去の原因)
今では、考え方の上下水平を参考に、通常求められる視点をシステマチックに考えられるようになってきた。
また、左右のページの使い分けによって、考察を書いているかどうかハッキリ見える化するので、放っておけず、必ず考察を書くようになった。(見える化は半強制的な効果)
(↑※考え方の上方向。今後の対策)
■他と比べると
ノート見開きにして、左右で使い分けるという方法は、いろいろな人がやっている。この本では、ノートの書き方に とどまらず、思考方法と表現方法について、段階的にステップアップしていくのが、大きな特徴。
(↑※考え方の水平方向。類似点と相違点)
■まとめ
天才になれるかどうか分からないが、この本の一部をヒントに仕事用ノートで試してみたら、抜けなく必ず考察するようになった。そして、このブログを始めるキッカケをもらって ありがたい。
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