この本を見て練習すれば「整った くずし字」を書けるような気がする
■くずし字にも基本ルールが あったんだ
人に渡す手紙などは楷書で書くが、自分用のノートなどは早書きしたくて くずし字ばかり。今まで自己流で勝手に くずしていたが、この本を読んで くずし字にも基本ルールが あることを教えられた。
今まで見てきた美文字術の本は楷書の説明ばかりだったが、この本は かなのつづけ字(連綿)と くずし字(行書)に特化している珍しい本。
著者は、日本ペン習字研究会 会長の田中鳴舟氏。長年ペン字を指導しているとのこと。
■基本ルールや用例が豊富に
基本ルールや用例が かなり豊富に説明されている。くずし字の基本文字が24文字、基本ルールが24種類、代表的な部首の書き方が25種類。基本ルールや部首ごとに4文字以上の書き方の例。その文字ごとに楷書に近い書き方と より くずした書き方の2種類が載っている。説明は分かりやすいが、1文字ずつ練習していくと結構な分量だ。
それに基本ルールは連綿や省略だけでなく、字画の書き順が変更されている場合もあって、頭で分かっていても手が覚えるのは簡単じゃなさそうだ。
■先ずは くずし方の注意点を参考に
基本ルールは分かりやすいが、すぐには身につかないので、先ずは くずし方の注意点を参考にした。 特に くずし字でも線を続け過ぎないよう注意する というのは目からウロコだった。
・直線的では とげとげしい
・丸い線では けじめがない
・線を くねらせると品がない
・つづけすぎは そうぞうしい
■まとめ
基本ルールと用例を練習して身につけられれば「整った くずし字」を書けるような気がする。
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