普段の使い方が「帰納法」なら アイデア出しには逆向きの「演繹法」が良いかも
■普段の仕事の使い方は言わば「帰納法」
文字の色の使い分けで時間の流れを表現できる「3D筆記術」。以前紹介したように普段の仕事での使い方は以下の通り。つまり「多⇒少」の順番(ビルドアップ)で考えていく流れ。言うならば 様々な事例を分析して本質的な結論を導く「帰納法」。
①黒インクで いろいろな事実や情報などを書く
②青インクで事実などの中から重要な事項を抽出・分析する
③赤インクで教訓や今後に反映すべき結論をまとめる
ところが アイデア出しで アイデアを まとめるときは逆向きの流れで考えていく方が良いかもしれない。様々な事例から結論を導く「帰納法」では事例の調査や分析に時間が かかり過ぎることが あるからだ。
逆向きに考える「逆3D筆記術」の使い方は以下の通り。つまり「少⇒多」の順番(ブレークダウン)で考えていく流れ。言うならば 最初に本質的な結論を仮定して詳細な個別事例へ展開していく「演繹法」。なお最初の仮定は事例の中で証明していく。
①赤インクでアイデア出しの目的やテーマなどを書く
②青インクでアイデアのヒントや思いつきを書く
③黒インクでヒントなどの実現方法を具体的に書き並べていく
※ ③を書いていたときに何か思いついたら また②を書いても良い
■アイデア スケッチにも 逆3D筆記術
アイデア スケッチなどを描く場合も逆3D筆記術の順番で描くと良い。
例えば、赤→青→黒の順番なら徐々に明度が下がっていくので上書きして修正していける。
①赤インクでラフ スケッチ
②青インクでラフを上書き修正
③黒インクで詳細まで仕上げ
■まとめ
アイデアを まとめるときの「逆3D筆記術」は手前にある目的から始めて奥へと詳細を深掘りしていくイメージ。最重要の目的やテーマが目立つし、詳細へ展開していく論理の流れも分かりやすいので お勧め。
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