仕事ノートの特性や使い方に合うマイベスト万年筆インクを考えてみた。
■ノートの紙質と使い方に合わせた万年筆インク選び
ノートなどに万年筆で書くと書き味が良くて気分が良いが、インクによって書いた字や書き味が大きく変わる。だから、自分が仕事ノートとして使っているコクヨの「キャンパス (Campus)ノート」の紙質と使い方に合う万年筆インクを考えてみた。
■仕事ノートに合う万年筆インクは
色々な特性を総合的に評価して、パイロット「ブルーブラック」が好みだった。これは、比較的にじみやすいインクだが、ノートの紙質が良いため、欠点にならなかった。
①色合い
ノートが白い紙に薄いグレーの罫線なので、黒すぎず、明るすぎず、適度なコントラストがつくカラーインクだと文字が読みやすい。結局、万年筆らしい色のブルーブラックが良かった。
ブルーブラックと言ってもメーカ各社色合いが異なるが、読みやすさ優先で考えると中間的な色合いが好みだった。例えば、セーラーやペリカンのブルーブラックは黒寄り、プラチナは青寄り、パーカーは緑寄り。パイロットは、やや青寄りだが、中間的な色合いで好み。
②にじみやすさ
パイロットのインクは比較的にじみやすいが、キャンパスノートはインクが あまり にじまない紙質のため問題なし。
③書きやすさ
仕事ノートは大量に字を書くので、すばやく書けるインクフローの良いインクが良い。パイロットのインクは、インクフローが良いので助かる。
④耐水性
外出先でも使うので水濡れする可能性もあり、できれば耐水性の高いインクの方が良い。パイロットのブルーブラックは、染料インクながら乾くと耐水性が高い。
⑤耐光性
仕事ノートを読み返すのは せいぜい数年前で、ノートを開きっぱなしにしないため、一般的な耐光性のインクならば問題ない。
⑥使い勝手
ノートを書く頻度は多いのだが、自分はペン先が乾燥しやすい万年筆(パーカーの「ソネット」)を使っているので、なるべく蒸発しにくいインクの方が良い。パイロットのブルーブラックは、ペン先が乾燥しやすかったノック式万年筆「キャップレス」に合わせてインクの成分が調整されているらしいので好都合。
⑦コスト
書く量が多いので、なるべく安いインクが良い。万年筆インクの容量当たりの価格は、パイロットのボトルインクが安い。
■まとめ
仕事用ノートには、インクフローが良くて、コスパの良いパイロット「ブルーブラック」が、マイベスト万年筆インクだった。(※あくまで自分の好みの問題)
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