100円ショップで買った万年筆を塗装してシャレた外観にカスタマイズ
■100円ショップで買える優秀な万年筆
100円ショップで買ったプラチナの万年筆「リビエール」は、使い勝手が良いので、セーラーの顔料インク「極黒」を入れて日記を書くのに使っている。
しかし、配色に統一感がない気がするし、周囲の小物と色が合わないので、色を変えてみたかった。
①外観・寸法
形状は、半球と円筒を組み合わせたシンプルなもので、言うことなし。
寸法は、細めだが持ちにくくはない。
軸の円筒部分とキャップだけクリーム色の配色は、統一感がなく、安さを感じる。
②重量・重心
すごく軽量なので、重心位置は関係なく、取り回ししやすい。
③機能
キャップは、引き抜き式。キャップを挿すときパチンと音がして、しっかり感がある。
クリップは、キャップの穴に挿してあるだけなので、すぐ抜けてしまうが、100円だと思えば御愛嬌。
④書き味
ペン先は、あまり柔軟性はないが、それほど筆圧を かけなければ滑らかな書き味。極黒の高めの粘性も効いている気がする。
最初はインクの出(インクフロー)が良くなかったが、切り割り(スリット)の開きを ちょっと調整したら問題なくなった。素人でも調整しやすいのは、文房具趣味として楽しい。
⑤使い勝手
特に気に入っているのは、優秀な使い勝手。
・気密性
インナーキャップは、スリップシールのようにバネが効いて密閉性が良く、ペン先のインクが蒸発しにくい。おかげで顔料インクの極黒でも、固着によるペン先やペン芯の目詰まりの心配が少ない。
・洗浄性
ン先を抜くのも簡単なので、分解洗浄も しやすい。
・耐久性
全体が柔らかい樹脂なので、ヒビ割れる心配は あまりなさそう。
■キャップレス螺鈿に合うデザインに
最近自宅で よく使っているパイロットのノック式万年筆「キャップレス螺鈿」は、外観が美しい。漆塗りの宇宙で、螺鈿の星が輝いているようだ。それと合わせることをモチーフにリビエールを塗装してみた。
塗装は、3層構造、合計6度の重ね塗り。重ね塗りによって奥行きが出て、かなりオシャレな外観になった。元が100円だとは とても思えない高級感だ。機能的にも、クリップの抜けやすさが なくなって良かった。
①ベース
デルタのアクリル塗料「セラムコート」ブラック。
②ラメ
DecoArtのラメ入り塗料「Craft Twinkles」ブラック。
③クリア
■まとめ
100円ショップで買った万年筆リビエールを塗装したら、キャップレス螺鈿のように宇宙で星が輝いているようなシャレた外観になり、ますます気に入った。
また、ラメなしでブラックに塗装するだけでもシックになるので、そんなカスタマイズも良いかもしれない。
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