単に安いだけじゃなくて、機能・性能の優れた本当にコスパが良い筆記具はこれだ!?
■単に安いだけじゃない本当のコスパの良さ
前回、前々回は用と美のバランスに優れた筆記具を紹介したが、今回はコストパフォーマンス(コスパ)の良い筆記具を紹介する。
コスパとは価格に対する機能・性能のこと。だから単に安いだけではコスパが良いと言えない。価格の割に機能・性能か何かが優れていないと。
それで筆記具を使ううえで重要な 一芸(機能・性能)に秀でた本当にコスパが良い筆記具とは何だろうか。
■万年筆
万年筆を使う うえで特に重要なのはインクを蒸発させきらないこと。完全に蒸発させると(ドライアップすると)乾いたインクがペン芯に つまってインクの出が悪くなったり汚れが こびりついたりしてしまう。
その点プレピーはキャップの気密性が とても優秀で安心だ。バネでインナーキャップを押しつけて気密しているから、例え数か月単位で放置してもドライアップしないらしい。
それに軸が透明なのでインクの色を楽しみながらインクの減りも良く分かり、ドライアップに気をつけられる。
価格は万年筆として最安クラス。だから何本も使いたくなる。
■単色ボールペン
ボールペンを使う うえで特に重要なのは書き味やインクの出方が好みに合うかどうか。万年筆なら好みに合わせてペン先を調整したりすることも できるが、ボールペンは替芯(リフィル)で決まってしまう。
その点 詰め替えるペンならば、以前紹介した通り色々な替芯を入れ替えて使うことが できるので好みの書き味とインクの出が手軽に選べる。
そして軸は軽量かつ素直なストレート形状なので書き味をジャマしない。それにグリップがラバー(エラストマー)ではないので、劣化したりせず ずっと使い続けられる。
価格はボールペンとして最安クラスだし、替芯だけを詰め替えて使い続けられるので維持費も最安だ。
■多機能ペン
・ビック 4色ボールペン
多機能ペンを使う うえで特に重要なのはインク切れしにくいこと。多機能ペンは太い替芯を入れられないのでインクが少なくなって筆記距離が短くなりがち。
その点ビック 4色ボールペンは替芯の筆記距離が非常に長いので、インク切れの心配は あまりない。書き味も昔のイメージに比べると滑らかになったし、インクのダマも少なくなった。
価格は4色ボールペンとして最安クラスだし、筆記距離あたりで考えると最安では。
シャープペンシルを使う うえで特に重要なのはシャープな線が書けること。それこそシャーペンの本質的な機能だ。
その点クルトガ アドバンスなら書いているうちに芯が円錐形に尖るのでシャープな線を ずっと書き続けられる。従来のクルトガは芯を尖らせる機構(クルトガ エンジン)を回すためにペン先の沈み込みが強かったが、クルトガ アドバンスは2倍速(Wスピード エンジン)になって、沈み込みが少なく違和感が減ったので多くの人に勧められる。その上ペン先パイプがスライドする真折れ防止機構も搭載したので筆圧の強い人でも大丈夫。
価格は独特の機構なので他の製品と比べにくいが、他の真折れ防止機構付きのシャープペンシルと比べると機構が多いので割安と言えるのでは。
なおクルトガ パイプスライドもクルトガ アドバンスと同じ機能(Wスピード エンジンとパイプ スライド)という噂もあるが、未確認なのでクルトガ アドバンスを推しておく。
※追記
その後 自分が買ったクルトガ パイプスライドを調べてみたらWスピード エンジンだった。製造時期によってはモデルチェンジしているのかもしれない。
■まとめ
単に安さだけなら100円ショップの筆記具だろうが、安くて重要な機能・性能の優れた筆記具を使うと満足感が強い。それこそが本当にコスパの優れた筆記具だろう。
■注記
※このレビューは あくまで個人的意見
※ペンは 調整、インク、芯、紙等との関係により書き味が変わるので要注意
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