改造をするならば ジェットストリームなど多くの替芯から好きなものを選べる
■純正の替芯は重いし互換性のある替芯が少ない
前回紹介した三菱鉛筆「三菱鉛筆「ピュアモルト オークウッド・プレミアム・エディション」ボールペン (SS-2005) は木軸の見た目が良いが、純正の替芯(リフィル) は書き味が重くて古典的。他の替芯に交換したくなるが、互換性のある替芯が少ない。純正の替芯 三菱 SJ-7と互換性があるのは三菱パワータンク(金属軸) SJP-7くらい。
そこで入れられそうな替芯を加工して交換してみることにした。
■替芯の加工方法① 純正と似たサイズにする
純正替芯 三菱 SJ-7 (全長 91mm、直径 5mm) の形状はペン先の付いた細めのパイプ(直径 3mm)の後ろに太めのパイプ(全長 58mm、直径 5mm)が接続しているようなカタチ。その太めのパイプの前方がバネ受け、後方がノック機構受けになっている仕組み。
つまり純正替芯と同じような全長の細めの替芯(直径 3mm)を改造して、純正の太めのパイプの前後と同じ位置に同等の直径(直径 5mm)の「受け」を作れば使えるようになる。
直径3mmの替芯は種類が多い。自分が改造してみたのは以下の3種類。
①三菱ジェットストリーム替芯 SXR-80 (全長 89mm、直径 3mm)
純正より長さが短いので、後ろへ はみ出すようにマスキングテープを巻いて長さと太さを純正と同等サイズにした。そして前の方にもテープを巻いてバネ受けにした。テープは接着剤で固めてズレたりバラけたりしないようにした。
②パイロット 油性ボールペン替芯 BKRF (全長 99mm、直径 3mm)
純正より全長が長いが、若干ならば問題なし。①と同様にマスキングテープでサイズを調整。
③三菱 スタイルフィット替芯 UMR-109 (全長 99mm、直径 3mm)
②と同じようなサイズ。マスキングテープの代わりにグルーガンでサイズを調整。ただしグルーを ちょうど良い位置に付けるのは面倒だったので マスキングテープの方が簡単かも。
■替芯の加工方法② 純正の替芯でアダプタを作る
純正替芯の太めのパイプには ちょうど4Cタイプの替芯(金属軸)が入るような穴が空いている。それを利用すると替芯のアダプタが作れる。
インクを使い切った純正替芯の細めのパイプをカットしてアダプタにする。そのまま4C替芯を入れると全長が少し足らない。そこで4C替芯の後ろにカットした爪楊枝(ゲタ)を挿し全長を調整。それで純正替芯と同等サイズすることができる。
■まとめ
替芯を改造するならば 多くの種類の選択肢から好きな替芯を入れられる。
好きな軸で好きな替芯が使えるのは改造ならでは。
■注記
※この改造は個人的な実験結果なので、結果を保証しない。試すときは自己責任で。
※数値は自分で測った値なので、仕様とは違うかもしれない
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