油性ボールペン4C替芯をスイフトに入れるのはカンタンかも
■ジェットストリーム化は加工が面倒?
前回はラミーのローラーボール「スイフト」を油性ボールペンにしたくて、三菱鉛筆「ジェットストリーム」の替芯(リフィル)を入れる方法を紹介した。
しかし その方法は替芯の後端などをカットする長さ調整がシビアでリスクがあるし、替芯を交換するたびに加工するのは面倒だ。もっと簡単な方法は ないだろうか。
■リフィルアダプターが見つからない?
非純正の替芯を入れるためのリフィルアダプターを調べたら、ラミーの替芯M66用の製品が見つからなかった。(M63用のものは見つかったが)
見つからないものは自作する。
以前スイフトを消せるボールペンに改造(フリクション化)したときはパイロット「フリクションボール」の替芯をスイフトに入れられるように加工した。これを油性ボールペン用アダプターに加工すればよいのでは。
■油性替芯の候補は4Cタイプ
候補にした油性ボールペンの替芯はスリムな金属製のJIS S 6039:2020 D規格 (通称「4C」タイプ)。これを選んだ理由はスイフトの口金の小さい内径を通る細さだったため。例えばプラスチック製の替芯では口金を通るものが少ない。(直径3mmくらいだと通らない)
■フリクションの替芯をアダプターに加工
①フリクション替芯のキャップをカット
インクを使い切ったフリクション替芯の尾栓(キャップ)を約1mmくらいカットしてスイフトに入れられるようにする。切り過ぎると後戻りできないので少しずつ確認しながら慎重に。
②フリクション替芯のペン先側をカット
フリクション替芯の中に残ったグリースを洗い流す。そいてペン先側をカットして、4C替芯が ちょうど通る穴を開ける。カットするのはフリクション替芯の円柱状の本体から1ステップ細くなった所。ここも切り過ぎないよう慎重に。
③つまようじで長さ調整
4C替芯だけだと長さが足らないので、つまようじでゲタを はかす。4C替芯の後端に つまようじを挿し、フリクション替芯に入れた後の全長が純正の替芯と同じくらいになるよう つまようじをカットする。これで4C替芯用アダプターが完成。
■替芯を入れた結果
・ペン先が口金から出る長さ: つまようじの長さで好きに調整できる。
・ペン先のガタ: 少しあるが、あまり気にならない。もし気になるならペン先にテープを巻く。
・その他: 4C替芯のインクを使い切ったら、4C替芯を交換するだけで再加工不要。
■まとめ
ラミー スイフトへ4C替芯を入れるアダプターの自作は慎重にやれば簡単だった。
最近使ってみたのは挿し色(アクセントカラー)用としてゼブラ4C替芯セピア。スイフトで渋いセピア色の線が書けるのは珍しくて面白い。
■注記
※この改造は個人的な実験結果なので、結果を保証しない。試すときは自己責任で。
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