木軸の見た目も良いし 手になじむカタチで取り回しやすいペン
■まとめ
・ 三菱鉛筆「ピュアモルト オークウッド・プレミアム・エディション」ボールペン (SS-2005)は木軸の見た目が良く、紡錘形の手になじむ形状と 手ごろな全長で取り回しが しやすい。純正の替芯(リフィル)は書き味が重くて古典的に感じるが、他の替芯に交換することも可能。
・おすすめの使い方は目につく所に置いておき少量筆記。(大量筆記に向かないし、携帯すると傷がつきそう)
・自分の場合は机上に置いたペントレイに置いておき とっさのメモを書くことが多い。
■製品情報
三菱鉛筆「ピュアモルト オークウッド・プレミアム・エディション」ボールペンはウイスキー樽として使用されていたオーク材を軸にしたノック式 の単色ボールペン。
「ピュアモルト オークウッド・プレミアム・エディション」のシリーズとしてはシャープペンシルや多機能ペンがラインナップされている。
■レビュー
①外観
・形状
軸は中央が ふくらんだ なだらかな紡錘形。持った時に手が なじみやすい形状。◎
ノックボタンやクリップも なだらかな形状で軸に合っている。
・色彩、質感
軸の塗装は木軸らしい黒っぽい色合いで杢目模様は様々。しかし傷には弱そう。△
金具類はシルバーのメッキで黒っぽい軸に対してアクセント。
・寸法
全長 133 mm、直径12 mm(軸)。ボールペンとしては一般的。
・重量、重心
重量 23 g。木軸のボールペンとしては一般的。
重心 ペン先から 65 mm。ボールペンとしては一般的。
②書き味
・グリップ
軸の形状は持ちやすい。しかし塗装は滑りにくいとは言えない。総合するとグリップ力は一般的。
・取り回し
手になじむ形状と 手ごろな全長で取り回しは しやすい。◎
・筆記感、描線
古典的な油性インク。インクの出が良くなく、筆記抵抗も大きい。替芯を純正から別の物へ交換して改造したくなる。△
③機能
・芯(リフィル)
替芯の互換性は あまり良くない。純正の替芯 三菱 SJ-7 (全長 91mm、直径 5mm) と互換性があるのは三菱パワータンク(金属軸) SJP-7 (全長 91mm、直径 5mm) くらい。
ゼブラ F-0.7 (全長 89mm、直径 5mm) は入れられるが、少しペン先の出が少ない。
フィッシャー スペースペン (全長 89mm、直径 5mm) は入れられそうな形状だが、使えなかった。
もし替芯を改造するなら入れられる選択肢は多い。
(※改造は個人的な実験結果なので、結果を保証しない。試すときは自己責任で)
・ノック
ノックボタンは丸まった形状なので指は痛くない。
ノック音は小さめで気にならない。
・クリップ
良くある金属板を曲げたクリップ。厚い物を はさむのには向かない。
④その他使い勝手
・携帯性
割と小柄なので携帯性は良いが、軸が傷つき易そうなのは気になる。
・保守性
替芯は あまり一般的ではないので、替芯が廃番にならないか気になる。
・耐久性
ぶつけたり硬いものに当てると塗装がハゲるので注意。
⑤総合評価
・特徴
なだらかな形状と木軸らしい塗装で見た目が良い。◎
手になじむ形状と手ごろなサイズで取り回しやすい。◎
塗装が傷つきやすそうなので携帯には向かない。△
書き味は重いので替芯を交換して改造したくなる。△
・適した使い方
見た目を楽しみつつメモ書きなどの少量筆記。
■注記
※このレビューは あくまで個人的意見
※特に目立つ点について記号でマーキング。◎は長所、△は短所
※数値は自分で測った値なので、仕様とは違うかもしれない
※ペンは 調整、インク、芯、紙等との関係により書き味が変わるので要注意
※改造は個人的な実験結果なので、結果を保証しない。試すときは自己責任で
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