タフに書いてタフに消す。デカい消しゴムには太めの芯が似合う。
■まとめ
・ぺんてるのシャープペンシル「TUFF (タフ)」は回転繰り出し式の大きな消しゴムが特徴。口金も しっかりしていてタフという名前に ふさわしい。
・おすすめの使い方はアイデアメモ。思い付いたことを思い切り書いて、違うと思ったら思い切り消すのが似合っている。
・自分の場合は0.7mmのモデルを選んで、2Bの芯を入れている。筆圧で芯が折れる心配が少ないし、書き味が滑らかだ。そしてグリップのシリコンゴムを交換して自分の持ちやすいグリップの太さにカスタマイズしている。だから気を使わず自由に書ける。
■製品情報
ぺんてる「TUFF (タフ)」は0.5mm、0.7mm、0.9mmの芯径でモデル展開。全長30mmの大型消しゴム付き。
■レビュー
①外観
・形状
軸が円筒の組合せ、口金が円錐の幾何学的形状。グリップは ちょっと複雑な形状で持つ位置を限定しそう。色々な形状が組み合わされていて、段差が大きい。
・色彩、質感
軸がブラックのモデルが多い。そして芯径によって表示の色が違う。色の好みと芯の太さの好みが一致すると良いのだが。表示を上にすると なぜかクリップが下側。右利きがクリップを上にして持つと、表示が見えなくて気が散らないからかも。
軸は一般的なプラスチック。グリップのゴムは空気多めの少しフカフカ感がある。
・寸法
全長135mm。直径11.5mm(軸) 、11.8mm(グリップ)、7.6mm(消しゴム)。シャープペンシルでは一般的な軸のサイズ。
・重量
13g。重くない。重心は軸の中央。
②書き味
・グリップ
人を選びそう。持つ位置によっては力をかけやすい形状で、クッションが効いたゴムなので、ガッシリ握ってタフに書く人に合いそう。そうでない人には微妙。△
自分の場合、持つ位置の直径やゴムの摩擦感が手に合わなかった。仕方ないので、ゴムを別のものに交換した。このゴムは、トレーニング チューブをカットしたもの。スリムな円筒形でエンピツ並みの直径、滑らかな摩擦感で、自分の手に良く馴染む。◎
・取り回し
重くないが、大型消しゴムが後ろに付いているので、振り回したときに慣性モーメントの大きさを感じる。力をかけて書くのが向いているのだろう。
・筆記感
固定式のスリーブでガタつかず剛性感のある書き味。
・描線
一般的なシャープペンシル。
③機能
・ペン先
スリーブが固定式。円錐形の口金なので書いているところは見やすい。
・ノック
カチカチと一般的なクリック感のある押し心地。残芯は長めか。
・クリップ
クリップは弾力あるが、板厚が薄くて変形しやすい。
・消しゴム
サイズも消し心地もシャープペンシルとしてはバツグン。専用消しゴム並み。◎
④その他使い勝手
・携帯性
軸の段差が大きく、固定式スリーブなので、ポケットやペンホルダーに挿すのは向かない。△
・保守性
消しゴムの交換は簡単。クリップを外すのは楽じゃない。
・耐久性
クリップは変形しやすく、変形すると元に戻しにくい。△
⑤総合評価
・特徴
専用消しゴム並みの大型消しゴム。◎
ポケットやペンホルダーには向かない。△
・適した使い方
身近なところに置いておいて、力強く書いて消すのが向いている。
■注記
※このレビューは あくまで個人的意見
※特に目立つ点について記号でマーキング。◎は長所、△は短所
※数値は自分で測った値なので、仕様とは違うかもしれない
※ペンは 調整、インク、芯、紙等との関係により書き味が変わるので要注意
その他 おすすめ記事は こちら