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文具クエスト (ブンクエ)

スマート &シックな文房具を求めて試行錯誤

エナージェルを金属グリップに改造「スマートグリップ」(SMART-GRIP)

グリップ力と低重心化で思い通りに取り回せるように

■エナージェルの書き味の滑らかさは素晴らしいのだが

  ぺんてるのゲルボールペン「エナージェル」は書き味が滑らかで書いていて とても気持ち良い。しかしゴム(エラストマー)グリップが好きでない自分にとっては その感触やペンホルダーへ挿すときの抵抗がネック。  エナージェルのゴムグリップは比較的ベタベタしないタイプだが、その代わりグリップ力が弱くて もったいない感じ。

■エラストマのグリップを金属製へカスタマイズ

  そんなゴムグリップが苦手な人にピッタリの製品がUNUS PRODUCT SERVICEのアルミ製グリップ「SMART-GRIP for energel knock」(以下「スマートグリップ」)  。

  これは以前紹介した「SMART-GRIP ローレットタイプ」の姉妹品でエナージェル ノック用。全5色が販売されていて、自分の場合はエナージェル ブラックカラーズコレクション用にブラック、エナージェル インフリー用にシルバーを購入してみた。

■実際にスマートグリップを使ってみると

・形状

    スマートグリップは円筒と円錐台の組合せの幾何学的な形状だが、軸との段差が ほとんどなくマッチングは良い。ローレット加工の高精度感で高級感がある。

  ローレット加工は、自分がグリップ力 最高と思うステッドラーの製図用シャープペンシル「925 35」に比べると溝は浅いが、十分グリップする。溝が浅いのは、指が痛くなりにくい。

(※ペンケースなどで他のペンと一緒に入れていると他のペンが傷つきそうなので注意)

・サイズ、重量、重心

  スマートグリップに交換した変化は以下の通り。

全長 146mm 変化なし

直径(グリップ) 10.6mm ⇒ 10.8mm かすかに増えた

重量 13g ⇒ 16g やや重くなった

重心 ペン先から 77mm ⇒ 66mm 低重心化した

(※数値は自分で測った値なので、仕様とは違うかもしれない)

・色

  ブラックカラーズコレクションは 軸とスマートグリップがブラック1色で統一感。

  インフリーは 元のグリップとスマートグリップの色が似ているが、軸の金具がメッキとは少しミスマッチか。遠目には気にならないが。

・書き味

  グリップ力が上がり、低重心化したので、取り回しが楽になった。

・使い勝手

   個体差のためか芯の出し入れで引っかかるというレビューを見かけたが、自分の場合引っかかることはなかった。

  替芯の互換性は 交換前と変わらなかった。純正の他はゼブラ サラサ クリップ、三菱 シグノRT、三菱 ジェットストリーム SRX-7 などが使えた。パイロット ジュースアップは使えなかった。

(※この改造は個人的な実験結果なので、結果を保証しない。試すときは自己責任で)

■プラスチック軸のネジが削れることへの対策

  スマートグリップに交換するとグリップは金属製、軸はプラスチック製で素材の硬さの違いのため軸のネジ山が削れるのが心配だ。

  その対策として「シールテープ」をグリップのネジに巻いてみることにした。使ったシールテープはカクダイ「797-031」長さ5m、幅8mm。

  実は 最初にテープを巻こうとしたときはネジの すき間が狭すぎて巻けなかった。少し使った後は ネジ山の すき間が増えたのかテープを巻くことが出来た。やはりネジ山が削れているらしい。だから テープの実際の効果は長期間使ってみないと分からないが 期待している。

■まとめ

  スマートグリップでグリップ力が上がり、低重心化したエナージェルは取り回しが良く、滑らかな書き味が思うように楽しめる。

  見た目は色の統一感でエナージェル ブラックカラーズコレクションとブラックのスマートグリップの組み合わせが おすすめ。

■注記

※この改造は個人的な実験結果なので、結果を保証しない。試すときは自己責任で

※数値は自分で測った値なので、仕様とは違うかもしれない

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