自動的に頭が良くなるわけではない。自分で考えるから良くなるのか
■文房具初心者向けの入門書
新型コロナ対策でのテレワークがキッカケで文具の使い方を再考している。
文房具のウェブサイトやオンラインショップを運営している和田哲也氏の著書『「頭」が良くなる文房具』は、定番の文房具が どんな特徴によって使いやすいのか紹介している。文具初心者向けの入門書という感じなので、色々なところで言われてきたことを総まとめにした教科書のような感じがする。だから、文具マニアが新しい文房具の紹介を期待するのには向かない。知っていることの復習という つもりが良さそうだ。
もちろん、紹介された文房具を使えば自動的に頭が良くなるわけではない。文房具の特徴を考えて、それを活かした使い方をすれば良くなる ということのようだ。
■特に気になる内容は
様々な分野の文房具が紹介されているが、1番ページ数が多いのは筆記具についての章。タイトルも「マイベスト『筆記用具』に出会う」だ。これは気になる。自分が ずっと求めていることだ。前回紹介した おすすめ本は、まさに1冊丸ごと そのための探求だったし。
紹介されている筆記具は、自分で使ったことのあるものが ほとんどだった。だから、本に書かれている特徴と自分の印象や使い方を比べながら読むと、自分がどんな特徴を重視しているか再考するキッカケになる。
内容では、ボールペン紹介の前半が海外の油性ボールペン、後半が国産のゲルボールペンと分かれているのが気になった。時代の流れを感じる。自分の場合もそういう流れだった。ボールペンの機能的な進歩は無視できない。
また、シャープペンシルの紹介は国産ばかり。機能で考えると そうなるか。自分の場合は機能とブランドの両方で選んだステッドラー 925 35なども使っている。シャープペンシルの場合は、極細や折れにくいなどの本体の機能よりも、自分の手に合うか、好みかどうか などの感覚的な要素が大きい。
■まとめ
紹介されている文房具の特徴を参考に自分の好みを再確認。これで文房具選びが、簡単になると良いのだが。
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