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文具クエスト (ブンクエ)

スマート &シックな文房具を求めて試行錯誤

235種類のヒントをもらえる『仕事文具』(おすすめ本)

ブンクエ

235種類の文具の紹介を見て、自分の文具の使い方を再考するキッカケに

■入門書を読んだあと勉強する問題集のような本

  新型コロナ対策でのテレワークがキッカケで文具の使い方を再考している。先ずは前回紹介した文具の入門書のような本を読んでみたが、今回は さらに専門的な本を読んでみた。

  ステーショナリーディレクターの土橋正氏の著作『仕事文具』は、235種類の文具を22種類の使い方のテーマに分類して紹介している。それだけ多くの文房具を全て使って欲しいわけではなく、必要になったときの選択肢として知識を提供するという主旨のようだ。様々な分野の見たこともないような文具もカラー写真を使って分かりやすく紹介されている。

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  土橋正氏の著作としては、さまざまな職業12人の文具術をまとめた『文具上手』や著者の文具術をまとめた『モノが少ないと快適に働ける』を以前紹介した。今回はモノの紹介なので、それをヒントにして具体的な使い方は自分で考えなければならない。そういう意味で自分にとっては、入門書を読んだあと勉強する問題集というような感じだ。

■特に気になった内容は

①鉛筆

  様々な文具の中で自分が1番気になったのは、1番ありふれた文房具である鉛筆について。鉛筆は、線の太さや濃淡によって多彩な表現が可能で、書くのに頭を使う必要がない「脳直結」筆記具だそうだ。あらためて鉛筆の魅力に気づかされた。

  それで、久しぶりに鉛筆を使ってみた。本で紹介されていた世界最高に柔らかい芯の三菱鉛筆の「ハイユニ」10Bと、逆に非常に硬い芯の「ユニ」4H。自分の使い方は、アイデアスケッチを描くのに4Hでカリカリとアタリをつけて、10Bで滑るように濃淡の書き込み。書き味のギャップが違い過ぎて面白い。芯の太さも笑えるほど違う。共通しているのは、取り回しが抜群ということ。軽いから好きなように動かせて、軸がストレートで指に合う六角形断面なので好きな持ち方で持てる。ペンの機能や外観ばかりに目を向けていて、鉛筆の こういう自由さを忘れていた。

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②罫線

  その次に気になったのは、ノートの罫線。変わった罫線のノートが目についた。例えば、図を書くのに適している粗い方眼ノート、下敷きに印刷された罫線を8種類も切り替えて使えるノートなど。罫線が思考のキッカケになることに気づかされた。

  自分の場合、プライベート用のノートは罫線のない無地だ。ちょっとしたメモは そのまま書くが、情報ノートや日記は後で読みやすいように少し きちんと書くため、罫線を印刷した下敷きを使っている。書くときは罫線を基準に字や図を そろえられ、読むときは罫線がジャマにならなくて便利だ。

  今使っている罫線は、7mm間隔の太線の方眼。横罫の普通罫と同じ間隔なので字が書きやすいし、行頭も そろえやすい。既製品の方眼ノートは5mm間隔が多いが、それだと自分にとっては細かすぎる。また、太線だと紙面を透かして見ても罫線が分かりやすい。しかし、この本を読んだ後は、図を描きやすくするために もう少し間隔が粗くても良いか と考え始めた。

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■まとめ

  この本を読んだおかげで、ありふれた鉛筆やノートの使い方を見直すキッカケになった。その他の様々な文具についても じっくりと考えてみたい。

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仕事文具

仕事文具

  • 作者:土橋 正
  • 発売日: 2016/04/08
  • メディア: 単行本