新型コロナ対策でステイホームの休日にはDIYでスクラップブックなどを作ってみては
■装飾テクニックを紹介する作品集
この本は、前回紹介したスクラップブック術作品集『Scrapbooking on the wall 』の続編。作者は、Suzy West氏ほか3人で前作と同じ。基本的な材料も同じだ。
前作と違うのは、テクニックの紹介がテーマになっていること。前作は、アイデア見本市的な内容で、色々な装飾テクニックがランダムに載っていた。
今作は、塗装、スタンプ、エージング、コラージュなどの16種類のテクニックが目次になっている。そして、1アイデア2ページの構成で、工程ごとの写真とともに作り方の手順が より詳しく載っている。そのせいか、奇抜な材料を使うアイデアよりも、紙、布地、木材などの一般的な材料を加工して使うアイデアが多く、とっつきやすい。
■このくらいなら自分でも できるかも
前回は、本の写真をカラーコピーして自作する話を紹介した。しかし、今回のアイデアは、一般的な材料を加工するものが多いので、自分でも似たようなものが作れそうな気がしてくる。(面倒なところはカラーコピーも使うが)
特に参考になると思ったのは、色使いの絶妙さ。かすれた色や中間色を効果的に組み合わせて、全体としてバランスの取れた統一感のある作品が多く、感心させられる。写真の色使いも工夫されていて、装飾と同系色にまとめていたり、補色で目立たせたり。特に写真をモノクロにして装飾の色と干渉しないようにしたアイデアは多い。
(※ この本には私的利用でのコピー許諾が書かれている)
■まとめ
スクラップブック術の本を見ていると、装飾方法のアイデアだけでなく、色使いの組み合わせ方も参考になる。この色使いは、スクラップブック術だけでなく、幅広く応用できそうだ。
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