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文具クエスト (ブンクエ)

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なぜか続けられる文庫本の日記帳 新潮社「マイブック」

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 新潮文庫「マイブック」を毎年使い続けて、来年で12年目。なぜ そんなに続くのか?

■書くのはライフログ

  日記帳に書くには、日記というよりライフログ。日記と言うと、なんとなくエッセイのようなもの書かなければいけないように思えて気が重い。 『知的生産の技術』によると、「日記には心のなかのことをかくものだという、とほうもない迷信が、ひろくゆきわたっているようにおもわれる」だそうだ。

  一方、ライフログなら事実を書けば良いので、簡単で楽そうなイメージ。そのほかに、現物記録としてチケットやカードや切抜きなど日常の小物を貼りつけたりしたい。こういうラフな使い方には、カジュアルなイメージの日記帳が合う。

■文庫本サイズは1日の記録にちょうど良い

  自分の場合、仕事の記録はA5サイズのノートに大量に書いているが、プライベート用のライフログは文庫本(A6)サイズの1日1ページが1日の記録にちょうど良い分量。例えば、大人気の手帳「ほぼ日手帳」オリジナルもA6サイズの1日1ページ。

■完全に文庫本なのが うれしい

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  新潮文庫の「マイブック」は、完全に文庫本。サイズ、用紙、装丁、しおりひも(スピン)、カバー、価格まで。これに自分で記入すれば、自分オリジナルの文庫本が できる というのは、実に うれしいアイデア。著者名として自分の名前を記入できたり、あとがきを書けるのも面白い。

  逆に、ノートとして見たときの短所も、文庫本そのもの。ページの開きが悪く、紙にインクが にじみやすい。それを許容できるかで、人を選ぶ製品とも言える。

  自分の場合は、にじみにくい万年筆インクのセーラー「極黒」を使っているので、インクの裏抜けは問題ない。

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■読み返すには文庫本が良い

  文庫本という形式は何十年も変わっていない。子供のころから読みなれたものなので、持ったとき手に よく なじみ、何となく読み返したくなる。(一方、同じサイズでも滑らかな用紙のノートだと、ページをめくるときの感触が どうも なじまない)

  これこそ、読み返すために書くライフログとして10年以上も継続してきた理由だ。変わらない良さが ここにある。

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