横書きだと横のラインを そろえるとキレイに見えるのでは
■横書きには横書き用の字の そろえ方
日本語の縦書きの場合は字の中心を縦のラインで そろえて書くとキレイだと一般的に言われている。
一方、横書きの場合は横のラインを そろえるとキレイに見えるということを以前紹介した。
今回は特に字の高さの そろえ方について詳しく紹介する。
■横に伸びる基準線を3本
欧文カリグラフィーは横に伸びる基準線を何本か引いて字の高さをそろえる。それを参考に日本語の基準線を3本考えてみた。
①上線 (アセンダライン)
漢字の上端を そろえる基準線。(画数が少ない漢字の上端は②でも良い)
②中線 (ウェストライン)
ひらがなとカタカナの上端を そろえる基準線。位置は①の高さの2/3または1/2。
③下線 (ベースライン)
全ての字の下端を そろえる基準線。
■ひらがな とカタカナの字の高さ
ひらがなとカタカナは字の高さを そろえるのが面倒。画数が少ないのに字形が凸凹していたり、濁点・半濁点が付いたりするので。
ここではひらがなとカタカナの字の高さを簡単に そろえる方法として以下を紹介する。
①中線 (ウェストライン)の高さは上線 (アセンダライン)の1/2
漢字の高さの ちょうど半分の高さだと位置が分かりやすい。
②字の上側の横線や曲線などを中線 (ウェストライン)に そろえる
横線などから上へ飛び出た縦線や濁点・半濁点は中線 (ウェストライン)から上に飛び出て良いことにする。
③字形は少し横長に
中線 (ウェストライン)が低めなので字は少し横長にして漢字との大きさのバランスをとる。
■横罫などの紙に書くと字をそろえやすい
ノートや便せん の横罫などを基準線(ベースラインなど)に すると字を そろえやすい。無地の紙の場合は定規や別の紙を紙面において基準線代わりにすると良いのでは。
■注記
罫線などを基準にして そろえやすいため中線(ウェストライン)を1/2や2/3で示したが、罫線によらない場合は漢字と ひらがなやカタカナの高さは もっと近くても良い。
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