無加工のままで互換性がありそうな替芯の条件とは?
■ジュースアップの替芯なら無加工のまま使えた
これまでラミーのローラーボール「スイフト」の替芯(リフィル)をフリクション化したり、ジェットストリーム等の油性ボールペン化したりする方法を紹介してきた。
今回は最近 書き味が気に入っているパイロットのゲルボールペン「ジュースアップ」の替芯でスイフトをゲルボールペン化してみた。
これまでのスイフトの改造と違って、ジュースアップの替芯はスイフトの替芯と同じような寸法のため無加工のままスイフトに入れて、すんなり使えてしまった。改造と言えないほど楽。
ちなみに「ジュース」の替芯はフリクションボールのように少し合わないので加工した方が良かった。
■C-300規格も無加工のまま使えた
ジュースアップの他に無加工のまま使えたのはローラーボール用のC-300規格の替芯。これもスイフトの替芯と同じような寸法。
水性ボールペンの替芯だとゲルボールペンほど純正と入れ替える意味は あまりないだろうが、インクの出や書き味を変えられる。
■非純正の替芯がスイフトで使える条件は
今まで調べた結果で非純正の替芯をスイフトに入れて使える条件は以下の通り。
①替芯の全長が純正とほぼ同じ
全長が長すぎるとペン先が口金から出すぎになる。全長が短すぎるとペン先が出なさすぎる。
②ペン先が口金から最大で約6mmくらい出せる
これが割と難関。ペン先が細長くないとノックしたときノック機構が動作する前に口金で つかえてしまう。プラスチック製の替芯はペン先チップ付根のプラスチック部分で つかえてしまうものが多い。
つかえずにペン先を出せる寸法の条件はプラスチック部分が替芯の後端から100mm以内のようだ。それより長い場合は替芯の後端をカットしたり、チップ付根のプラスチック部分を削ったり ということになりそうだ。(またはスイフトの口金のネジを少し緩めて長さを調整するか)
逆に あまり関係なかった条件は以下の通り。
③替芯の直径は あまり問題にならない
替芯の直径が太すぎると軸に入らないとかノック機構が動かないが、純正の替芯が比較的太めなので、たいていの替芯はクリアする。
④替芯の後端の形状は ほとんど関係ない
純正の替芯の後端は後ろにすぼまっていて、切れ込みも入っているが、これらの形状はノック機構に ほとんど関係ない。後端が平らでもノック機構は動作する。
■まとめ
ラミー スイフトの替芯を替えたいならジュースアップが簡単で効果的。
もし ゲルではなくフリクションや油性が良いならば、これまでの記事を参照ください。
■注記
※この改造は個人的な実験結果なので、結果を保証しない。試すときは自己責任で。
その他 おすすめ記事は こちら
<PR>