筆箱の文房具は少数精鋭。文具好きなら 他の人の筆箱が気になるのでは
■筆箱の概念は幅広い
著者は、きだてたく氏、他故壁氏氏、高畑正幸氏の3人の文房具マニアユニット「ブング・ジャム」。
この本の言う「筆箱」は、『持ち歩くためにチョイスされた文房具のひとかたまり+ケースのユニット』とのこと。スーツとペン1本でも筆箱らしい。なんと自由で幅広い考え方だろう。
こう考えると、自分は常に筆箱を持ち歩いている。例えば、ベルトポーチ。システム手帳とボールペンが入っている。
この本には、70人分の筆箱が載っている。その中から自分が面白いと思ったものを一部だけ紹介する。
■面白かったペンケースは
Webディレクター大館明香氏の「IKEA」のペンケースが面白かった。一見IKEAのショッピングバッグの関連商品かと思ったが、お手製だった。さらにLEGOブロックのマスコットも付いている。
この筆箱は、初対面の人と話をするキッカケとなるコミュニケーションツールだそうだ。
オリジナルの文房具好きの自分としては、お手製の出来の良さに感心した。
■面白かった中身は
漫画家 藤田和日郎氏の筆箱の中身が面白かった。1番大事なのは修正ペンだそうだ。修正できるからこそダイナミックな絵が描けるのか。NHKのテレビ番組「漫勉」で執筆の様子を見たらトンでもなかった。紙より修正液の上に描いてる方が多いくらい何度も修正していて驚愕。
描く方は、ペンだけでなく割り箸まで入っている。さすが大胆。
ちなみに修正ペンは、ぺんてるの「細先端」で、自分も使っている製品なのが うれしかった。
■まとめ
70人分の筆箱は、身近で親しみがあったり、突飛な発想で感心させたり様々。持ち主の人とナリが想像させられるのも楽しい。思わず、自分の筆箱を見直してみたくなる。
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