勢いで買った土産品なのに使うと意外に楽しいペーパーナイフを紹介
■土産品なのに使って楽しいものもある
前回紹介したH-Sternのペーパーナイフは、美観、機能ともに言うことなし。しかし、1本だけでは なかなか満足できない。もともと「切れ味」を楽しむのがペーパーナイフの目的。いつも同じ味だと飽きがきて、口直ししたくなる。
そんな時は、文具らしくないペーパーナイフを使っている。見た目重視で いかにも土産品という感じながら、実際に使ってみると意外と楽しいものもある。そんなペーパーナイフを紹介する。
■刀のようなギリシア土産のペーパーナイフ
これまで10本以上買った土産品のペーパーナイフだが、装飾が多くて実用性の乏しいものが多い。そんな中で使い続けているのはギリシア土産のペーパーナイフ。
①外観・寸法
七宝のような装飾がされた全体が金属製の小刀。ギリシア神話の絵本に出てきそうなデザインが面白くて勢いで買ってしまった。それでも、古くなって金属部分が黒ずんで風格が出てきた。
全体のサイズは、文具として売られているペーパーナイフより ずっと長い。とてもペントレイには収まらないので、本棚に置いている。
刀は、反りがある片刃で、刃は鈍くて切れないから安全(?)。刃の先端は若干細くなっているので封筒のベロ(フラップ)に刺し込めなくもない。グリップは、しっかり握りやすい形状と寸法で、頼りがいがある。
・全長 271mm
・全幅 38mm(グリップ)
・刃渡り 117mm
・刃幅 17mm
②重量
全体に ずっしりと重みがあるが、刀だと思うと納得できる。鞘を払うと軽くなるが、それでも重い。重いのは、紙を切るとき慣性で安定してメリットにもなりえる。
・重量 248g (刀 100g)
③機能
先ず最初に鞘から刀を抜くとき、シャラっという金属がすれる音と感触で気合が入る。いかにも刀らしい感じで楽しい。ペンのキャップを抜くのに比べて重厚感が違う。少年心をくすぐる感じ。
そして紙を切るとき、刃は鈍いので、なかなか刃が進まない。そこに刀の重量をかけながら、手の形状にあったグリップを握りしめて、腕の力で切り裂いていく。「切れ味」というより「手応え」だが、普通の文具に慣れた身には新鮮で面白い。これを味わうのは厚紙の封筒の方が向いている。
■まとめ
ギリシア土産のペーパーナイフは、文具というより、安全な刀として楽しんでいる。実用しているわけだし、そんな楽しみ方が あっても良いのでは。
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