自作したリングなしシステム手帳で行っている細かい工夫とは。
■はじめに
前回まで紹介したように携帯しやすい「リングなしシステム手帳」を自作して使っているが、リングをなくしたこと以外に、使い勝手を向上させるために細かい工夫(小技)をしているので、紹介する。普通のシステム手帳にも役立つと思う。
■スティック式リングなしシステム手帳では
以前紹介したUpper West Leather Worksのパスポートケースを利用のスティック式リングなしシステム手帳は、仕事用に使っている。
①ペンとペンホルダー
仕事では普段ワイシャツの胸ポケットにペンを挿しているが、インク切れなどの非常時のため手帳と一緒にペンを持ち歩きたい。非常用なので携帯性最優先で選んだペンは、OHTOの世界最小クラスのボールペン「minimo」。この細さは、ほとんど芯(リフィル)なみで、すごい。
そして、最小クラスのボールペンを挿すペンホルダーは、最小にしたい。リフター(用紙を保護するための台紙)を兼ねて、ペンのクリップを引っかける小さなポケットを自作した。
②リフター
スティックだと用紙(リフィル)に負荷がかかりやすいので、手帳本体の色に合うプラシートをカット・穴あけして、リフターを自作した。
③しおり
アイデアの思いつきなど、すぐにメモできるよう、白紙ページが すぐに開けるようにしたい。仕事用の とじ手帳では高橋金型の「スワンタッチ」を使っているが、それをヒントにページにかぶさる部分を最小限になるよう工夫して、ミニ6穴システム手帳用の小さい しおりを自作した。メモ書きしてページをめくっても最新の白紙ページを自動的に示せるので便利。
④ふせんポケット
一時的なメモや やるべきTODO(タスク)などは、ふせん(ポストイット)に書いている。それを手帳に貼るのに普通の用紙やリフターだと ふせんが はがれ落ちそうで心配なので、カバーできる貼り付けスペースを設けた。具体的には、システム手帳用のクリアポケット・リフィルの底と手前側の穴を切り開いて、クリアポケットを手帳に入れたまま、手前側だけ開閉できるようにした。
⑤ストラップホール
仕事の情報を書いているので、もし手帳を落としたら情報漏えいが問題になるかもしれない。そんなセキュリティ対策のために、プラシートをカット・穴あけして、ストラップを取り付ける穴を設けた。
■ゴム式リングなしシステム手帳では
前々回紹介したトラベラーズカンパニーの「トラベラーズノート」パスポートサイズを利用のゴム式リングなしシステム手帳は、プライベートに使っている。
①ペンとペンホルダー
プライベートだとタフに使うので、手帳に挿して使うペンは、全体が金属製で耐久性の高いパーカーの「ジョッター フライター」を選んだ。
ペンホルダーは、 黒いクリアホルダーをペンのサイズに合わせてカットして、リフィルの形に自作した。ペンの下までカバーする大きさ。下までカバーされていれば、ポケットに入れるときにペンが引っかかったりしないので便利。
②リフター
ゴムだと用紙に負荷がかかりやすいので、透明なプラシートをカット・穴あけして、リフターを自作した。手帳本体がブラックなので、余計な色のつかない透明にした。ふせんを貼りつけることも できて便利。
③しおり
トラベラーズノートには、元々しおりひも(スピン)が付いている。しかし、ゴムと一緒にしおりひもを留めている金具が手帳の背に飛び出ているのが、机に広げて書くときにジャマで、取り外してしまった。その代わりにゴムひもで自作した。(単にゴムひもをカバーに通して結んだだけ)
■まとめ
システム手帳の細かい工夫を考えて自作してみたが、システム手帳の使い勝手を向上させるために役立っている。それだけでなく、システム手帳の特長であるカスタマイズ性を発揮できる楽しさもある。
<PR>