消しゴムのキャップを なくしやすいので簡単なカスタマイズで対策を
■キャップを無くしそうになって焦った
前回紹介したように「フリクションボール ノック ビズ」を携帯して使っている。このペンは消えるボールペンなので消しゴムが付いているが、そのキャップにネジが切られていて軸にネジこまれている。
消しゴムを使うときはキャップをねじって取り外すのだが、キャップが滑らかな円錐台のような形状なので、指でつまみにくい。キャップをつまむとキャップの傾斜で押し出すようになってしまう。それでキャップをポロッと落として、なくしそうになったことがあった。なんとか なくさないように対策したい。(自分流で工夫するのが「ブンクエ」)
■どうするか
最初に考えたのはキャップをグリップしやすくすること。ゴムか何かキャップに付けようと考えたが、そうすると せっかくキャップと軸が一体化して見えるように精巧に作られたデザインが台無しになるので止めた。
次に考えたのは元々の消しゴムの代わりに別な消しゴムを付けること。軸の先端付近にゴムを取り付けてみることにした。ゴムは使い古しのボールペンのグリップをカットしたもの。(文具を材料に文具を加工する「自給自足カスタマイズ」)
■試してみると
①外観
後付けのゴムは角を削って、なるべく軸になじむようにしてみたが、それでも取って付けた感がある。しかし口金の金具との継ぎ目の位置で軸と同じ黒だし、割り切ってやったので、自分としては それほど気にならない。
②機能
消すときはペンを横向きにして、消しゴムでこする。後付けのゴムは元々の消しゴムより柔らかいが、十分消せる。キャップの心配が要らないのは うれしい。
③使い勝手
普通ならグリップするような位置に後付けのゴムを付けたので、そのまま持つと違和感がある。だから軸の後ろの方をグリップすることになる。自分は万年筆などもつかっているので、ペンを寝かせて書くのに慣れているので問題なしだが、軸の前の方を持ちたい人には向かない。
なおゴムによって軸の表面が痛む可能性があるので、気にする方は要注意。
④難しさ
ゴムをきれいに切ったり、角を削るのは難しい。ゴムを切るハサミは なるべく刃の薄いものがお勧め。
⑤総合
見た目の割り切りや持ち方を選ぶので、万人向きではない。自分の場合は いずれも問題なしで、使い物になる。キャップを なくす不安感がなくなり、やって良かった。
■他と比べてみると
①フリクションボール2 ビズ (2色ボールペン)
金属軸の2色ボールペン「フリクションボール2 ビズ」はキャップの形状が尖った円錐台。「フリクションボール ノック ビズ」よりもキャップを なくしやすそうな気がして、自分としては要注意。
②フリクションボール ノック (単色ボールペン)
樹脂軸の「フリクションボール ノック」は「フリクションボール ノック ビズ」と同じくクリップ スライド ノック式だが、こちらは頭の消しゴムがむき出し。キャップがないので高級感はないが、すぐに消せて機能的。0.7mmボール径のモデルだと消しゴムが軸と同色なので、消しゴムがあまり目立たなくて良い。(特に黒)
すぐ消せるだけではない。キャップがないので、クリップの上のスペースが広くて、クリップへの指かかりが良く、ノックしやすい。(キャップありと比べると よく分かる)
それにノックしてペン先出すと、クリップの横の窓に黄色い表示が出る遊び(?)もあり、それに気がついたときは うれしかった。
というように長々紹介してしまったが、「フリクションボール ノック」は自分の中では大の お気に入り。つい10色セットも買ってしまった。(合計何本買ったことか)
■まとめ
フリクションボール ノック ビズキャップをなくさないため後付けしたゴムは取って付けた感があるものの、機能的には十分。
■注記
※この改造は個人的な実験結果なので、結果を保証しない。試すときは自己責任で。
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