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自分の筆圧を知りたい 「万年筆の筆圧測定」

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万年筆には筆圧が強くない方が良い と言われる。自分はどの位の筆圧なのか測ってみた。

■はじめに

  万年筆を書くのに筆圧が強過ぎると万年筆を痛める、書き味が悪くなる と言われることがある。

  筆圧が、「強い」、「弱い」と言うのは、具体的に どの位なのだろうか? 定量的に測ってみたい。

■どうするか

  日本橋三越の催し物「世界の万年筆祭」で、パイロット社が「筆圧・筆跡測定」をやっていたので、参加させてもらった。

  センサーの付いた万年筆で自分の名前を書くと、書く力・速度、字の大きさ・形などが測定される。そして、それらの特徴を点数化して、自分の書き方に合った万年筆のペン先を選んでくれるらしい。

 

■実際に試してみると

  パイロットによると、一般平均の筆圧は140~150g。思っていたより筆圧高いが、それが普通らしい。「筆圧」なのに、圧力(Pa)じゃなく、力(g)で示すのは なぜなのか? 「筆力」という言葉が、筆勢や文章の上手さで使われているからか。

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   そして、実際に測ってもらった自分の筆圧は、平均 63gで「弱い」らしい。その他の特徴を合わせて点数化した結果、お勧めの万年筆のペン先は、「熱血世話好き型」のF(細字)、SF(軟調細字)、SFM(軟調中細字)、SM(軟調中字)だった。これらは、ソフト調(軟調)のしなりやすいペン先なので、線の太さの変化で感情表現しやすいのだろうか。

  一方、この点数表によると筆圧が「強い」場合は、F(細字)、M(中字)、B(太字)が向くようだ。これらは、軟調ではなく、比較的しなりにくいペン先なので、強い筆圧に向いているのだろう。

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  その後、お勧めされたF、SF、SFM、SMのペン先を持つパイロットの万年筆「カスタム74」を試してみた。その中では、特にSFMが気に入った。ペン先に柔軟性を感じて、ふんわりと優しいタッチで、書いていて気持ち良い。筆圧のかけ具合に応じて、線の太さが変化して、普通罫(A罫)ノートの罫線幅に ちょうど良い程度で筆跡にメリハリがつく。自宅でノートを書くのによく使うようになった。

  そうして2年後、もう一度「筆圧・筆跡測定」をやってもらった。その結果は、平均46gで2年間で約3割減っていた。おそらく、SFMなどの軟調のペン先をよく使っていたため、万年筆で書く際の筆圧が弱くなったらしい。そう言えば、最近の自分の万年筆での書き方は、ペン先を紙に「当てる」 というよりも、ペン先で紙を「なでる」というイメージで、いかにも筆圧が弱くなりそうだ。「なでる」ように書くと、筆圧でペン先を紙へ押し付けないので、筆記抵抗が減って滑らかに書けて気持ち良い。

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  今回の測定結果からお勧めされたペン先は、前回と同じく軟調だった。そのペン先に合っているかどうかの点数は、前より高くなっている。やはり、お勧めされたペン先が自分に合っているようだ。

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■まとめ

  筆圧測定をすると自分に合った万年筆ペン先が見つかる。そして、そのペン先を使っていると、ますます そのペン先に合った書き方に なっていくようだ。(筆圧の影響については次回紹介)

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