過去を振り返るには日記を書くと良い と言われる。しかし、「日記」と きくと、つい随筆みたいなことを書かなければいけないように思えて、気が重い。「ライフログ」ならば、気軽の書けるのでは?
■なぜこの本を読んでみたか
会社では業務記録をノートにいろいろ書いて、振り返るようにしている。しかし、プライベートだと、記録など書いていなくて、どんどん忘れてしまって、もったいない。プライベートを記録するなら日記だろうが、なんとなく文学作品の「○○日記」が思い浮かんで気が重い。一方、「ライフログ」なら楽そうなイメージだが、どうだろうか。
■どんな本か
以前紹介した『情報は1冊のノートにまとめなさい』の続きとも言える本。1冊にまとめるノート術の基本は前著と同じだが、細かいノウハウはライフログに特化している。
著者は、ジャーナリストの奥野宣之氏。
■参考になったポイントは
基本は前著と同じなので、少し細かい この項目を参考に。
①行動記録
やったことを そのままメモ。(予定は手帳に書く)
②行頭記号
記号を書くと読みやすくなる。(行動と思ったことを交互に書く)
・ 客観的事実
☆ 自分の意見・感想
@ 場所
③マーキング
読み返す機会を作るため、書いた文にチェックを入れる。
■実際に試してみると
ライフログ用のノートは、この本の中でも紹介されていた新潮社の『マイブック』。これは文庫本なので、読み返すときに なじみやすくて良い。1日1ページで日付入りなので、ノートというより日記帳かもしれないが、時系列順でなくても書けるので便利。(書くときはページの開きとインクのにじみやすさに注意)
①行動記録
やったことを箇条書きで書くなら簡単。マメでない自分でも、気がつけば何年も続いている。
②行頭記号
仕事用ノートと共通化している。(行末に書くこともある)
☆ 重要・要注意
※ 自分の意見・感想 (特に仕事用ノートでは重要)
@ 場所、組織、イベントなど
③マーキング
本文とインクの色を変えて、重要なキーワードをマーキングしながら読み返す。色が違うので、読み返してチェックしたかどうか すぐ分かる。(見える化して読み返しを習慣化)
■以前と比べてみると
以前は、記録ならスケジュール帳や電子メールを見れば良い、日記なんか続きそうにない と思っていた。
今では、紙のノート(日記帳)に記録していて、自分の感想と資料の現物をリアルに残せる。そして、読み返すのもチェック作業の見える化によって習慣化しているので、次の行動へ反映できて、記録が有効活用されている気がする。
■まとめ
やったことを箇条書きでメモしたり、資料を貼ったりするライフログならば、日記のイメージと違って、簡単なので続けて、リアルに人生を記録できる。記録の活用には、読み返しまで習慣化(見える化)すると良い。
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